筑波音響  /  Tsukuba Onkyo

AD-1 の入れかた

3分かかりません。ただし、先に読んでいただきたいことがあります

AD-1 には Apple の開発者署名がありません。 そのため macOS は、ダウンロードしたファイルに «隔離» の印を付けます。 この印が付いたままだと DAW はプラグインを読み込みません。 入れるには印を外す必要があります。

同梱の install.command がそれをやりますが、 身元不明の配布物のセキュリティ属性を外すという操作なので、 何をするスクリプトなのかを下に書いてあります。読んでから実行してください。

手順

  1. ダウンロードページから zip を取って、展開します
  2. 出てきたフォルダの中の install.commandダブルクリックします
  3. Terminal が開いて、何を入れるかを表示して止まります。 よければ Enter、やめるなら control+C
  4. DAW を完全に終了してから開き直します

「開発元を確認できないため開けません」と出たとき。 install.command 自体にも隔離の印が付いているためです。 ファイルを control を押しながらクリックして 「開く」を選ぶと、同じダイアログに「開く」ボタンが増えます。

install.command が何をするか

やることは3つだけです。管理者パスワードは要りません。 /Library ではなく、あなたのユーザ領域 (~/Library) にしか書かないためです。

  1. コピーする。 同じフォルダにある .component.clap を、 形式ごとに決まった場所へ入れます
    ~/Library/Audio/Plug-Ins/Components/   Audio Unit
    ~/Library/Audio/Plug-Ins/CLAP/         CLAP
  2. いま入れたものにだけ、隔離の印を外す。
    xattr -dr com.apple.quarantine <入れたバンドル>

    他のファイルには一切触れません。 システム全体の Gatekeeper を無効にすることもしません (spctl --master-disable のようなことはやっていません)。

  3. Audio Unit の登録を作り直させる。 killall -9 AudioComponentRegistrar を実行して、 macOS の一覧に出るまで最大60秒待ちます。ここを待たずに Logic を開くと 「見つからない」と言われることがあるためです

手でやりたいとき

スクリプトを実行したくない場合、同じことを手で行えます。 バンドルを上の2つのフォルダにコピーしてから、入れた形式のぶんだけ実行してください。

xattr -dr com.apple.quarantine ~/Library/Audio/Plug-Ins/Components/"Akadem Drive AD-1.component"
xattr -dr com.apple.quarantine ~/Library/Audio/Plug-Ins/CLAP/"Akadem Drive AD-1.clap"

印が残っているかは次で確認できます。何も出力されなければ外れています。

xattr -r -p com.apple.quarantine ~/Library/Audio/Plug-Ins/CLAP/"Akadem Drive AD-1.clap"

~/Library は Finder では隠れています。 Finder の「移動」メニューを開いて option を押すと「ライブラリ」が出てきます。

なぜ署名が無いのか

Developer ID 証明書は、年 99 ドルの Apple Developer Program に加入しないと 発行されません。AD-1 は無料で配っているので、その費用をまだ掛けていません。

有料の製品を出すときには必ず署名し、公証も通します。 「お金を払った直後に、身元の分からない開発元からセキュリティ属性を外す スクリプトを実行させられる」というのは、売り物の体験ではないと考えています。

この事情が受け入れられない場合、無理に入れないでください。 身元不明の配布物のセキュリティ属性を外させるのは、本来褒められたことではありません。 納得できないまま入れるより、見送っていただくほうが良いと思っています。

消したいとき

配布物の uninstall.command をダブルクリックしてください。 上の2つのパスにあるものを消すだけです。 設定はプロジェクトファイルの中にあるので、プラグイン側には何も残りません。

それでも出てこないとき

サポートに、症状ごとの確認手順があります。 auval での確かめかたもそちらです。